世界一の魔術師?ですが本業は料理人ですので

キラリ光線銃

始まりは終わり、終わりが始まり

物語の始まり...それは終わり

暗い暗い夜のこと。静かな森の奥で、剣と剣がぶつかりあう音がする。


「もう終わりか!本当に大したことないやつだな!」


「うるさい!」


森の奥の古い遺跡のような場所で2人の人影がものすごい速さで動く。大きな男は鎌を、小さな青年は剣を持って戦い続ける。

2人が動く度に鎌鼬が発生し、2人の武器が重なる度に大きな衝撃が生まれる。


互いに数多くの戦いを乗り越え、最高峰の戦いを繰り広げている。互いに一人で戦う、一騎打ち状態。どちらが勝ってもおかしくない。


「俺はお前を許さない!世界を壊し、生命を弄び、俺の故郷とも言える世界そのものをなきものにした!挙句の果てにはお前は、この世界すらも奪おうとしている!許すわけには行かないんだ!」


青年は怒りを露わにする。


「威勢がいいな。だが仕方が無いことなのだよ。すべては私の計画のため。私はあと数日で神になる。あとはお前が消えればいいだけだ!」


大きい方の男が鎌を振るう。

それをまだ小さな青年が剣で受け止める。


「そもそもここは、お前の世界じゃないだろう?どうだ?私の仲間にならないか?今なら料理人として雇ってやってもいい。戦闘員でもいいが...まあそんなのはあとで決めればいい」


「たしかにこの世界は本当の俺の世界じゃないかもしれない。それでも俺はこの世界で生きてきた。この世界を壊すと言うなら、俺が先にお前を殺してでも阻止してみせる!シークレットナンバー3!俺はお前を許さない!神の皮を被った悪魔が!」


「はっはっは。出来るものならやってみろ!私が負けるなどありえない。この神の力でお前も闇に葬ってやる。あの男と同じようにな!」


その言葉を聞いた青年は一瞬動きが固まる。


「スキあり!」


大きい男の方が鎌を大きく振りかぶって青年を切る。


この時世界で最も重要であるにも関わらず、世界で最も知る人の少ない戦いが集結した。


そして世界は..........









ある時世界に次元を超えた生命が誕生した。その生命はいつしか成長し青年となった。


いずれ青年は世界の全てを知り、そして世界の真相に嘆き悲しみ、復讐を誓う。

今度の世界は守り抜くのだ...と。


仲間とともに青年は世界を守る為、自分の為、復讐のために戦う。


その先に平和があるかすらも分からない。だが世界が最悪の方向に進まないように、そういう願いで戦い続ける青年の物語。

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