自動拳銃(ED)

 エンディングでターニャ・デグレチャフが持っている拳銃。

 モデルはドイツ帝国軍、ナチス・ドイツ国防軍、武装親衛隊で制式のルガーP08。


スペック

・口径9mm

・銃身長102mm

・使用弾薬9mm×19パラベラム

・装弾数8発

・全長220mm

・重量0.87kg

・銃口初速380m/s


 ドイツ武器弾薬製造社のゲオルグ・ルガー技師が開発した自動拳銃。

 トグルアクション方式という珍しい動作機構が採用されているが、動作の要であるトグルが露出しているのもあって汚れに弱いという欠点がある。

 しかし本銃が開発された1900年頃においては自動拳銃というカテゴリそのものが黎明期にあり、そういった背景を考えれば本銃の完成度は極めて高いと言える。

 それもあってか本銃の採用はドイツに留まらず、スイス、ノルウェー、オランダ、ポルトガルなどいくつかの国の軍で制式採用された他、制式ではない国でも自費購入した将校が多くいた。さらにはWW2後にドイツから接収された本銃は多数がコレクターの手に渡ったが、一部は各国軍で運用され1970年代まで現役だった個体もある。


 また、本銃が使用する9mm×19パラベラム弾は、本銃の為に新規開発された弾薬だったのであるが、軍用自動拳銃用弾薬として現代でも優秀な性能を持っており、また本銃が多数の国で採用された為に、後に他国他社で開発された拳銃や拳銃弾を用いる短機関銃でも弾薬互換性を持たせるべく9mm×19パラベラム弾が採用されるなど広く普及し、現代では最もメジャーな自動拳銃用弾薬といえる地位にある。

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