抗鬱薬

おそらくは蟻の群れ


猿の群れ


嫌悪は


満たされない欲求を反映


大人


子供のように


汚いのは人間の心が映し出す素直な心かもしれない。


嫌悪するのはもしかしたら


もうこの世に必要ないからだろうか?


繁殖を終え、


身は朽ちていく


枯れ葉のように


消えていく


死を恐れぬように


死んでいく


求めるのは


個体故の利己


我を張るのだ


ドストエフスキーの百姓が


貴族のドミートリイに歯向かったように


純粋な子供の感情は


闇となり


嗚呼


全てが呪わしい


汚らわしいのだ


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る