巫女みこlife!
*雪姫。*
第1話 プロローグ
この作品はフィクションです!
実際の個人・団体・地名とは、一切関係ありません。また、物語の構成上、東方projectと似ていますが、ご了承ください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここは、梢神神社。今、1人の少女の物語が、始まる。
「こら、花梨!起きなさい!」
そう言って、ドタバタと入ってきたのは、親友の愛理だ。愛理は、いわゆる優等生で、リーダーシップをとるような存在だ。
「ふわぁ...おはよう、愛理。」
「おはよう、花梨。って、それどころじゃないのよ!大ニュースがあるのよ!」
「なによ〜?」
「今日は、咲子様もお掃除するそうよ!」
咲子様というのは、花梨と愛理の師匠にあたる人で、一流の巫女だ。一流の巫女はとても少ないので、貴重な存在だ。普段は、弟子に掃除を任せている。
「なっ...咲子様が!?それは急がなきゃ!」
花梨は、急いで支度をし、部屋を飛び出した。
「今日の担当はどこ?」
「今日はお庭。急がないと、いい箒がとられちゃうわよ!」
そして、走ること数秒。
「あら?花梨?愛理も。おはよう。」
そう言って近づいてきたのは、咲子だ。
「おはようございます!咲子様!」
「私はどんなことをすればいいのかしら?掃除においては、貴方達の方が優れているでしょう?」
「咲子様には、おみくじとお守りの用意をしてもらいたいんです!」
梢神神社では、庭掃除担当の巫女が、おみくじとお守りの用意をすることになっている。
「わかったわ。2人も頑張ってね。」
その後、掃除をすること30分。
本殿から太鼓の音が鳴り響いた。
「いけない、朝拝の時間だわ!」
太鼓の音を聞いた後、みな、そそくさと本殿に移動して行った。
「私たちも行きましょう。」
咲子と弟子達も本殿に移動した。
その後、仕事をして、あっという間に夕方。
「はぁ〜...疲れた〜!」
花梨は机に突っ伏した。
「咲子様、お疲れ様です!この人は置いていっていいので、早くお身体をお休めになったらどうですか?」
「ちょ、愛理...酷いよ...?」
「ふふふ、もう少ししたら休むわ。先に戻ってて頂戴。」
「はい!分かりました!いくよ、花梨。」
「あー!待ってー!」
咲子は、その様子を笑顔で眺め、その後周りを見渡した。
「ふぅ、誰もいないわね...。亜衣、私を侮らないで頂戴。出てきなさい。」
咲子がそういった途端、強い風が吹いた。その風が吹き終わると、茶髪に青いドレスを着た、大人びた雰囲気の女が出て来た。
「あら、気づいてたの?いつから?」
「最初から。それより、貴方が来たということは、何かが起こるのでしょう?」
「ええ。単刀直入に言うと、「異変」が起こるわ。」
異変という言葉を聞いた途端、咲子の顔色が変わった。今異変が起きるのは危険なのだ。異変は、巫女にしか解決できないが、一流の巫女が少ない今、異変解決は、とても難しい。
「...それで?詳しいことは分かっているの?」
「とても言い辛いのだけど...。この神社が危ないわ。」
「どういうこと?」
「うーん、異変を感じ取るのは、勘のようなものだから、詳しくは分からないわ。ただ、このままだと、この神社は間違いなく終わるわ。」
そこまで亜衣が話し終えた時だ。
「お〜い、咲子様〜?どうしたんですか?」
いつまでも戻ってこない咲子を心配して探しに来たのか、花梨が来てしまったようだ。遠くで咲子を呼んでいる。
「それじゃあ、またね。」
そう亜衣が言うと、また強い風が吹き、亜衣の姿は消えていた。
「あっ...」
「咲子様〜?」
「今行くわ。先に戻っていて頂戴。」
「は〜い!」
そして、花梨はまた戻っていった。
「はぁ...どうしたものかしらね...」
咲子は小さくそう呟いた。
その声は、橙色の夕焼けの中に消えていった...。
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初めまして!巫女みこlife!をご覧いただきまして、誠にありがとうございます(*´꒳`*)
この作品は、主人公「姫野 花梨」の異変解決物語を描いています!異変の内容・名前は、後々明らかになります!(`_´)ゞ
最後、咲子が主人公っぽくなっちゃいましたが、主人公は花梨です!
さて、少しおまけをつけたいと思います^_^
登場人物の衣装を、文字で表現したいと思います٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
花梨⇨袴(白と菫色)・菫の髪飾り・茶色の少しパ
ーマをかけたロングの髪・黄土色の下駄
(黒紐)・白色の足袋
愛理⇨袴(白と赤色)・椿の髪飾り・黒色のポニー
テールの髪・茶色の下駄(黒紐)・白色
の足袋
咲子⇨袴(白と金色)・菊の髪飾り・焦げ茶色のロ
ングストレートの髪・白色の下駄(金紐)・
白色の足袋
亜衣⇨絹で出来た青地に、腰に水色のリボン、全
体に花が散りばめられたドレス・青色の
薔薇の髪飾り・茶色の少しパーマをかけ
たミディアムの髪・黒レースのついた靴
下・黒地に青色のリボンがついた革の靴
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