8月2日 カレーうどんの日
やあやあ諸君。
私の名は塚本。塚本ジュリエッタと申す者だ。
諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。
私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。
本日2017年8月2日は「カレーうどんの日」である。
カレーうどんの日は「カレーうどん100年革新プロジェクト」チームが、カレーうどんが全国浸透してから100周年となる2010年に制定した一日である。6月2日がカレーの日、7月2日がうどんの日、そして8月2日がカレーうどんの日となったわけだ。
カレーうどんと言えば日本食を代表する一品であるが、言うまでもなくカレーの発祥はインドである。インドからイギリスにカレーライスが伝えられ、そこから日本に伝わったのは明治時代の事であった。故に日本のカレーは本場インドのそれよりも、肉や野菜を煮込む欧州カレーに近いものとなった。
カレーだけではなく日本では洋食ブームが起き、それに伴い和食は衰退していった。これに対抗する様にできたのがカレーうどんである。
カレーうどんが初めて登場したのは1904年頃。
東京・早稲田の老舗のお蕎麦屋さん「三朝庵」であった。カレーうどんは早稲田の学生を中心に爆発的な人気を誇り、全国に浸透していく事となる。
カレーうどんを食べるときは白い服を着ていてはならない。跳ねた汁が付くとシミになり、なかなか落ちないからだ。それでもどうしても食べたい時があったなら、カレーうどんの汁を跳ねさせない様に研究している人たちのホームページを覗いてみるといい。洋食のカレーと和食のうどんを合わせると言う奇抜なアイデア同様、ちょっとしたアイデアでシミの量がかなり減らせるそうだ。
今日はカレーうどんの日、特別な一日である。
我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。
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