57 砂、絨毯、時間
かなこは砂場の様子がいつもと違うことに気づいた。カラフルだ。と言うのも薄い赤や緑の柄の、いわゆるペルシャ絨毯が砂場をすっぽり覆っているのだ。今、公園には誰もいない。絨毯の上には何も乗っていないのでままごとをしているわけでもなさそうだ。なんだか君が悪かったので家に帰ってお母さんに報告したが、大して時間が経っていたわけでもないのに絨毯はなくなってしまっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます