16 団扇、村、肉
村では嘘つきで有名なじいさんが山に出かけると、肉の焼けるいい匂いが漂ってきて、何事かと思うと茂みの向こうで楽しげな声が聞こえた。のぞいてみるとそこには宴会が開かれていたのだが、彼らはなんと彼らは長い鼻に羽根に高下駄、そして大きな風団扇つまり天狗の集団だった。たちまちじいさんは見つかって捕まってしまい、てんぐの前に引きずり出された。じいさんが必死に命乞いして有る事無い事をしゃべると天狗たちは面白がってその嘘の想像力をじいさんから奪って村に帰した。それ以来じいさんは改心したように真面目に生き、みんなに慕われるようになったという。
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