第635話うれしきもの(4)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
それほど打ち解けた人ではない人が語った故事や歌などで、私が知らないものを、偶然他人から聞きだした時も、うれしく思います。
ある程度の時が経過してから、様々な書物などの中かから、それを見つけ出したのは、格別に面白い。
そうだったのか、あのことは、ここに書かれていたのかなどと、そのことについて語った人の気持ちまで慮られるので、面白いのです。
清少納言先生:はい、そこまで。
舞夢 :思わぬ発見ということなのですね。
清少納言先生:その時代とか、その人の状況まで察して、二重にも三重にも楽しめるのです。
※うれしきもの(5)に続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます