第615話いみじうきたなきもの

清少納言先生:今日は、本当に汚らしいもののお話です。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


本当に汚らしいもの。

なめくじ。

みみず。

程度の悪い板敷を掃く箒の先。

殿上の間にある合子。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :殿上の間にある合子が汚らしいとは、珍しい話ですね。

清少納言先生:なかなか見られるものではありませんが、私としては、そう感じたのです。



※平凡な感性の人であれば、決して書かない一文と思う。

 さすが清少納言の感性、この文を読んだ宮廷人も文句を言いづらかったのかもしれない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る