第566話人の家につきづきしきもの

清少納言先生:今日は立派な人のお屋敷にふさわしいもののお話です。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


立派な人のお屋敷にふさわしいもの。

お屋敷の広さにふさわしい廻り廊下。

円座。三尺の几帳。

身体つきが、のびのびとして大きな童女。

上品な召使。

侍の者の部屋。

折敷。懸盤。中の盤。おはらき。衝立障子。かき板。

立派な装飾を施した餌袋。

からかさ。棚厨子。堤子。銚子。紺の垂布。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :廻り廊下は、広い屋敷の中に、様々な建物があって、それをつなぐように、廻っていくのですね。

清少納言先生:はい、その通り。

舞夢    :衝立障子とは?

清少納言先生:襖障子に台を付けたもの、部屋の中の仕切りにつかいます。

舞夢    :棚厨子とは?

清少納言先生:二段の棚の下の段に扉をつけたもの。


※現代日本の生活においては、見かけないものが多い。

また清少納言の時代から現代までに、その使用法そのものが意味不明になってしまったものも多い。

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