第556話五月四日の夕つ方

清少納言先生:今日は五月四日の夕方のお話です。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


五月四日の夕方に、沢山の青い草を、しっかりきちんと切りそろえて、それを左右の肩に担い、赤衣を着た下男が歩いていくのは、なかなか風情があるものです。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :五月四日ですので、端午の節句の前日なのですね。

清少納言先生:はい、その通りです。

舞夢    :赤衣とは?

清少納言先生:検非違使の下官あるいは下部、身分的には低い者が着ます。

舞夢    :そうなると、赤衣の下男というよりは、端午の節句がまず素晴らしく、そのための一つの準備段階まで、風情を感じるのですね。

清少納言先生:はい、その通りです。


※祭りについては、その準備段階を含めて楽しむ、その心理については共感できるものがある。

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