第541話笛は(2)

清少納言先生:続きをお願いします。

舞夢    :了解しました。


笙の笛は、月の美しい夜などに、車に乗っている時に偶然聞こえてきたような場合が、とても素敵です。

しかし、笙の笛は大きな笛であるし、吹くのが難しいような気がします。

ましてや、それを吹いている顔は、どういうふうになっているのかと思います。

ただ、それは横笛でも同じ、吹き方しだいなのかもしれません。


清少納言先生:はい、そこまで。

舞夢    :横笛と笙の笛、それぞれに魅力があるということですね。

清少納言先生:当時は笛というものは、男性が吹くので、女性はその音で想い人gが近づいているとか遠ざかることを判断した場合もありました。

舞夢    :それで、夜の話になるのですね。

清少納言先生:それと、笛の音は、シンと静まった夜のほうが、きれいに響くような気がします。



※笛は(3)に続く。

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