第531話経は
清少納言先生:今日は、お経のお話です。
舞夢 :了解しました。
経は、法花経が格別である。普賢十願。千手経。随求経。金剛般若。薬師経。仁王経の下巻。
清少納言先生:これも私から説明をします。まず、法花経は、法華経とも書きます。聖徳太子の時代には日本にあり、比叡山天台宗においても基本経典となっています。
普賢十願は、華厳経の普賢行願品からになります。
千手経は、千手観音の由来を説くお経。
随求経は、衆生の求める幸福を満たすために、釈迦如来が伝授した陀羅尼。
金剛般若は釈迦如来が清浄心の功徳を説いた金剛般若経です。
薬師経は、薬師如来の本願と功徳を説いたもの。
仁王経の下巻は、国家鎮護の経典なのです。
舞夢 :法華経は、法華八講で有名ですね。薬師経は、直接的にご利益があるという話で、社会全体に広まっていたとか。
清少納言納言先生:その通りです。また仁王経は宮中での祈祷の際によく読まれていたので、愛着があります。
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