第467話宮仕へ人などの里なども(3)

清少納言先生:続きをお願いします。

舞夢    :了解しました。


ところが、訪ねてきた男性客の従者たちのほうは、その長居が特に気にならないようだ。

それどころか、このように、いつ帰るのだろうか、いつ帰るのだろうかと、始終のぞき見に来る家の召使いの様子を笑っている様子。

この家の召使いのそのような話しぶりや仕草を、訪ねてきた男性客の従者が真似をするなどして笑っているのを聞かれたならば、召使いは本当に厳しく咎められると思う。


清少納言先生:はい、そこまで。

舞夢    :やはり、見抜かれているわけですね。

清少納言先生:召使いとしては、さっさと錠をかけて寝てしまいたいのだと思うのかな。

舞夢    :それでも、真似されるほどに明らかな態度に出せば、叱られますね。

清少納言先生:はい、それが当然、召使いの分をわきまえていませんので。


宮仕へ人の里なども(4)に続く。

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