第426話心もとなきもの(5)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
人から贈られた歌への返しを急がなければならないのに、詠みおえない時は本当にもどかしく思います。
恋人への返しであるならば、そんなに急がなくてもかまわないと思うけれど、どうしても急がなければならない時もあります。
そのうえ、女性間の場合は、いつも言葉を交わしている時は、すぐに答えることは大切と思っているうちに、ちょっとした勘違いをしてしまうことがあります。
体調が悪くて、とても不安を恐ろしく感じる時は、夜明けが本当に待ち遠しく思います。
清少納言先生:はい、お疲れ様でした。
舞夢 :これは、もどかしいとか、得体の知れない不安と言ったことですね。
清少納言先生:なかなか思い通りに物事が進まないとか、ちょっとしたミスが夜も眠れないほどの不安になってみたりなのです。
舞夢 :なかなか、狭い宮廷社会ですからね。
清少納言先生:ちょっとした立ち回りが、難しいのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます