第423話心もとなきもの(2)

清少納言先生:続きをお願いします。

舞夢    :了解しました。


急ぎの裁縫をしている時に、薄暗くなってしまって針に糸を通す時。

自分で針に糸を通さなければならない時はそれでも仕方がないのだけれど、

通すべき縫いかけの針を私が抑えて、他人に糸を通してもらう時には、その人も焦ってしまうのだろうか、なかなかすぐには糸を通すことができません。

それを見て「ああ、無理はしないでいいですよ、通さなくても」と声をかけるけれど、頼んだ人は、なかなかいつまでもやめようとはしない。

そういう場合は、じれったくなってしまって、イライラもしてしまいます。


心もとなきもの(3)に続く。

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