第365話円融院の御果ての年(3)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
この届けられたお手紙を、帝や中宮様に、いち早くお知らせいたしたいと思いますし、それまでの時間が本当に待ち遠しく感じます。
しかし、そうは言っても、今は、陰陽師から言われている物忌みの時期、そもそも何より重要な慎みを必要とする時期であるので、全てはその後の動きとなります。
何もせず、一日我慢をして、もう一晩明けた早朝に、藤大納言のところへ返歌を詠んで届けさせると、早速、返事をお寄越しになりました。
清少納言先生:はい、そこまで。
舞夢 :やはり物忌みという期間は、慎まなければならないと。
清少納言先生:はい、しかも帝と中宮様が物忌みとなれば。
舞夢 :現代は、ほとんどないです、葬儀の後、少しぐらいで。
清少納言先生:周囲というか世間で問題にしなければ、それでもいいのだけど。
円融院の御果ての年(4)に続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます