第190話里にまかでたるに(1)
清少納言先生:今日から里にまかでたるにの話になります。
舞夢 :了解しました。訳をしてみます。
里(私邸)に戻っている時に、殿上人が訪ねてくることについて、世間では好ましくないと思われているようです。
ただ、かなり賢く控えめであって出過ぎることがないと思われてもいませんので、好ましくないと言われても、気にすることもありません。
それに、訪ね人は昼も夜も来るのですから、「おりません」と嘘までついて、恥をかかせて帰らせることもできません。
ただ、確かに親しくもないお方が、里に戻ると訪ねてくることもあるようです。
それも、あまり頻繁でうるさいと、「今回はあちらです」といつものようには、お教えしません。
清少納言先生:はい、そこまで。
舞夢 :昼も夜も来る人とは、つまり愛人関係なのですね。
清少納言先生:そうですね、できるだけ邪魔はしません。
舞夢 :あまり親しくない訪問者で、うるさすぎる人には教えないのですね。
清少納言先生:そうですね、気心がわからないと。
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