第125話若き人・ちごなどは

清少納言先生:今日は若い女房や子供のお話です。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


若い女房や、子供などは、ふくよかなほうがいい。

受領など世間慣れした人も、太り気味なのがいい。

子供は粗末な弓や棒きれを振り回して遊んでいるのが、本当に可愛らしい。

車に乗っていて、それを見ると、車を止めて抱き入れたくなります。

そんなことを思いながら車を進めていくと、空薫物の香が、しっかりと漂ってくるのは、本当に魅了されます。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :ふくよかさが、余裕という感じなのですね。

清少納言先生:何でもギスギスしているのは、感心しません。

舞夢    :清少納言先生が子供を抱き上げる姿を、見たいものです。

清少納言先生:あら、私、そういうの大好きです。


意外なと言っては、失礼だろうか。

しかし、こういう一文があるから、枕草子は面白い。

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