「朽ちぬ枯葉」
煩先生
文字盤で刻む
克明な詩篇に
墨の獰猛さが
罪深く沁みる
美しい装丁は
命すら磨いて
群星に託した
百年後の初恋
気管支で憎む
簡潔な台詞に
空の冷酷さが
心無く落ちる
忙しい肉筆は
暦すら裁いて
折紙に隠した
五秒前の遺言
「朽ちぬ枯葉」 煩先生 @wazurai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます