悪魔の馬場君とマッチョな峯田君

作者 八鼓火/七川 琴

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★★★ Excellent!!!

とある会社に勤める一人の悪魔が居ました。
彼は人の良い悪魔で、同僚の頼みを無報酬で叶えてくれていました。
世界征服がしたいだとか、あのむかつく上司を××して欲しいだとか、そういう物騒なお願いではなく、忘れ物をとって来て欲しい、というような可愛らしいお願いみたいです。
さすが悪魔、というだけありまして、お願い事は迅速、そして確実に遂行してくれるみたいです。
物腰も柔らかく丁寧な悪魔君は、職場の皆様からも好かれている様子でした。
しかし、そんな彼に頼み事を全くしない、そんな同僚が一人居ました。鋼の意思と強靭な心、そして丈夫な体を武器にミスをすることなく、ストイックに努力をするマッチョな彼です。
そんな彼もやはり人間。
ある日、仕事で取り返しのつかないミスをします。
それを知った先輩が悪魔君に、マッチョ君のミスを無くすようにお願いします。
いつもであれば、二つ返事で叶えてくれる悪魔君でしたが、何故かその時は、そうではなく、対価を要求してきました。
いつもと違う悪魔君。彼の心の内とは?
そして、そもそもなぜ、悪魔君は他の人のお願いを無償で叶えるのか……?

クライマックスに、全ての疑問が明らかになった時。
悪魔君の事がとても可愛らしく見えます。少なくとも、私は、この子可愛いなって思いました。
堕落しないマッチョ君と、あたふたしてる悪魔君。
そんな二人が私は、大好きだなって思いす。