学習

何にでもどれからでも、果ては大失敗大損害大けが大負け、目を覆いたくなるような凶事にさえ学ぶことがあると思っています。

そして全てから何かしらの知識を得ることができるのは、野性か知性か図りかねますが、誇らしい才能だと思います。

学べないことを哀れんだり、無知な事を蔑む人がいますが、お門違いも甚だしいです。

無学無知は謙ることですが、決して欠点や短所等のネガティブな要素にはなりません。


私はよくできないこと知らないことに、他との劣等感を感じてしまいます。

そんなときこう考えなおします「知るきっかけになる」と、知らないから知ることができて経験のなさが興味を引き出します。なれば愚かなことなど一つとしてありません。

学の無さに強烈なコンプレックスを抱く人もいますが、言い換えてしまえばそれらに多大な興味とエネルギーを注ぐことのできることで、飛び切り強い個性になりえます。

無知な事を笑う人がいますが、逆に笑ってやりましょう。

そもそもいくら膨大な知識を脳みそに詰め込んでも、引き出すことが容易ではありません。貯蓄する知識を適切に引用し日常生活で最適解を出し続ける人間なんていません。どこかしら間違えてずれているのが当たり前なのです。


分からないことには原因があって、知らない事には知る術があって、できないことには足りない技術があります。

それらはないことを学習して初めて知り、自己の興味に振り分けることができるのです。

無駄だと断じて切り捨てるなにかに、知らなかったことを学ぶ可能性があるのだから、すべてが必要ですべてが知識の礎だと私は思っています。

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