質問

質問というのは中々に難しいものですね。

質問を受けて答える側は特に深い知識を求められますが、私はその実質問をする側の方が問いに対する知識が必須だと感じます。


「分からないから質問するのだから知識があるわけないじゃないか」

このような矛盾を覚える方もいらっしゃると思いますが、この違和感確かに正しいです。

質問をして答えをもらって納得する。これら一連は確かにその通りなのですが、答えを貰う側はそれが合っているのか間違っているのかを知らないと納得できませんよね?

例えば1+1=3だと言われて納得できません。これは答えを確固たる自信をもって知っているからです。

逆を言えば2だと言われれば確かにと納得できます。

説明が下手で分かりにくいですが、私が感じたのは「聞きたい答えを引き出す質問を行うためには深い理解が必要だ」という事です。


質問をして答えが正しいものだと分かれば、自信をもって考えを持つことにつながります。

逆に答えが誤っているかどこか納得できないものがあれば、改善か正すことに繋げることもできます。

より知っている人に深く踏み込んだり、その答えはどうなんだろうと切り返した質問を投げかけるのもやはり事柄への理解が重要なんですね。


相手にわかりやすく問いかけたり答えたりすることは案外脳みそをフル稼働させます。

世界で今流行りの人工知能は問いかけたらすぐに答えてくれるでしょうが、対人間への質疑応答は気軽に尋ねても上手くいかないことも多いです。

聞きたいこと答えたいことへの理解追求は果てしない旅路なのかも知れません。

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