性差別

性差別については昔から根強く存在するもので、昨日今日で解決することができないほどの難しい問題の一つです。

男性女性で区別することは役所に届け出る書類から、学校で分かれて並ぶ等、日常生活だけでなく規律の中にも男女の区別は存在していて、区別することに慣れている我々は性別で分けることが当たり前になっていることを考えると、性差別を変えていくための努力は計り知れないものです。


もちろん人間には思春期が存在し、男女で体つきに差が出ることも知っています。

性別に気を使い互いを尊重し区別し合うことは正しいことだと思います。


ですが最近とても気にかかるネット騒動を目にしました。

「男性保育士に女児の世話をさせるな」

ニュースでも取り上げられていましたが、論争が激しく行われているそうです。


私個人としては何とも的外れ、というよりも本来なら論争に上がる時点で何かおかしいと感じるのですが、親というものはそれはもうわが子が可愛いものでどんな手を使っても守りたい守らねばならない宝物なのです。

ですからちょっとした不安や疑問、心配事を抱えると大きなストレスとなり精神的負担が大きくなってしまう、わが子を思うがゆえに過激な発言をしてしまうこともあるかもしれません。

しかしそれは男性差別を行っていい理由にはなりません。

職業のあり方は名称から変わってきています。意識レベルで性差を軽くしようと努力している世の中で、子供の手本になるべき大人が職業を性別で差別するなどあってはならないことです。

まして園児たちは子供のうちにしかできない経験を精一杯積んでいる最中です。そんななかで大人たちが性差別を行っていたらどう感じるでしょうか、それが差別であるかどうかわからない子供たちの意識に性差別が根付いてしまったら取り返しがつかないことになってしまいます。


大昔から続く性差別をなくすための努力は、新しく未来を生きる世代に残していかねばならないものです。

今の努力を未来に残せるように、我々は一生懸命にならなければなりません。

この論争の決着がどのようにつくのかは未知数ですが、問題提起を悪い方向にせず折り合いがつくことを願っています。

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