才能
権威主義の時代に俺はニコ生を見ていた。
しょうもない女生主に媚びをうちながら、リスナーとして虐げられていた。
凸いっても、つめたくあしらわれる。
政治家なんか芸能人なんかスポーツ選手なんかもう俺とは別の人間だった。
なぁ叶わない夢を見るのは辛いぜ。
地面には無様な人間どもがうごめいていた。
よかったなぁ
障がい者じゃなくて、
アフリカで生まれなくて
中卒ニートじゃなくて
オタクじゃなくて
不細工じゃなくて
運動オンチじゃなくて
かぱかぱかぱkぱかぱあかぱかぱかpかあおおああかおあぱあかぱかおぱ
全部形に閉じ込められる!
ものさしなんかじゃないね!
あれはもう箱だ。
鉄のがちがちの箱だ
人間はあらゆる概念の中に閉じ込められた版画みたいだなw
さぁて
僕のこの自由さとこの伝達念波は障がい者手帳で許してもらえるだろうか。
恥ずかしいのはいいが、うるさくて人に迷惑にならないか心配でつらいんだ。
嗚呼でも恥ずかしさもある。
誰がこの運命を引き受けられる。
銀色の
輝く
宇宙を思わせる
広大さ
鏡の中に
閉じ込められている
自分自身を
片手で
つかみ取る
一滴の血も流さずに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます