night carnival
山内君には僕の経営する食品会社で専属の秘書をやってもらっている。
「ちょっと暑いね」僕が言う。
「はい」山内君は申し訳なさそうにそういう。
「今夜の夜会なんだけど、12時スタートでいいかな?」
「六本木のあのクラブでですか?」
「もちろん」
山内君をタクシーに乗せて、僕は会社の大きな会議室へ向かう。
そこでは夜会の映像が流れている。
僕はじっと見ていた。
ステージの上で自慰行為をしてもらうだけだった。
山内君は恥ずかしそうにしながら、目の前に座る、極小ビキニをつけた女の前で、ちんこを盛んに擦る。
観客はソファに座りながら、全裸にマスカレードマスクをした山内君の姿を見ている。
僕はそれを会議室の96インチのテレビ画面で見ていた。
そのうち僕は興奮して、自慰行為を始める。
実はその会議室にはカメラが仕掛けてあり、僕の部下たちが全員で僕の自慰行為を見ていたのだった。
操っているつもりが見事に操られていた。
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