私の後輩が可愛すぎるんですが。ー8ー


「本当鬱陶しい虫だな・・・」


「藤宮くん?どうしたの?」


藤宮くんの視線を感じ、私は藤宮くんに聞く。


「何でもありませんよ。すみません、藤堂先輩。そろそろ俺が代わります」


「わ、わーったよ」


立夏がどくと、藤宮くんは私の隣の席へ。


あ・・・


「俺じゃ不満ですか?」


藤宮くんは不安げな表情で私に聞く。


藤宮くん・・・


「ううん。藤宮くんだと安心する。藤宮くんのが立夏より優しいし、教え方が上手いし」


「透子先輩!」


不安げな表情をしていた藤宮くんの表情は輝く。


「言われちゃったねー、立夏くん」


「ふん。俺も透子のお守りはごめんだわ」


「立夏、うるさい」


「なっ!?」


立夏が離れたらきっと前の私はかなりがっかりしていた。


だけど


今は違っていた。


藤宮くんが隣に来たら安心した。


何でかな?


私は立夏がまだ好きなんだとは思うけど。


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