第10話 いびき好きよ
「パパのいびきすごい。時々、目が覚める。でもパパのいびき好きよ。とても気持ちよさそうだし、仕事を頑張って、私を愛してくれて、疲れてるんだなと思うと、うれしくなる。
そのいびきが突然聞こえなくなる時があると、驚いて、死んじゃったんじゃないかしらと、息をしているか確かめてしまうの。息をしているのが分かると安心する。だから、いびきは生きている証拠。聞いているうちに、また自然と眠ってしまう」
「久恵ちゃんもいびきをかく。そんなに大きな音ではないけど、いびきと分かる。それが聞こえると、やっぱり仕事や家事で疲れてるんだなあと思う。すると、可愛くてしかたない。ただ、抱き寄せると大体おさまる」
やっぱり二人とも疲れてるんだ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます