【そして、翌日】
昼休みの時間、いつものように羽音と琴美はくっつけて座り、その横には近くのイスを借りた音羽が座って弁当を食べていた。
直ぐそばの席では、薫が机に腰掛けてパンをかじっている。
「一応、みんなの意見を聞いて、調べてきたんだけど……?」
その途中で羽音は、昨日調べた
「どれどれ」
興味深そうに琴美が見る。それを薫が横から覗いていた。
「買い物は、新京極がいいのかぁ」
「京都国際マンガミュージアムか……なるほど」
そこには、琴美の希望も、薫の希望も入っていた。
「移動はどうするの?」
「バスで行こうと思ってる。フリーパスがあるみたいだから」
琴美の問いに、プリントアウトした京都の地図を見ながら羽音は答えた。
「でも、祇園と新京極は近いから歩くかも」
「え~、歩くの~?」
不満の声を上げる音羽に、冷汗笑いをするは音と琴美と薫だった。
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