【京都だよ?】
「もっと、京都らしいところとかないのかな?」
羽音は弱ったような顔で、三人を見た。
「京都らしいところって……」
琴美は困惑の表情を浮かべた。
「言ってもね~」
それを受けて、音羽が言葉をつなぐ。
「なんか、お寺とか、神社とか」
羽音は腕を広げて迫ったが、音羽も琴美も首を傾げていた。
「そう言われて……」
思い当たらない、そんな感じだった。
「そういうところは、団体行動日に行くからな」
そこで、薫が真顔で駄目を押す。
「……わかった」
その言葉で羽音は、これ以上は無駄だと悟った。
「それで考えてみる……」
諦め顔をするしかない羽音だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます