【肝心の内容は……】
全く反省の色が見えない音羽と薫に、羽音は諦めたように頭を振った。
「でっ?」
そして、琴美にタブレットを渡すように即する。
「どんな内容なの?」
タブレットをフリックして、ページを頭に戻してから、羽音は読み始めた。
「…………」
あるところにとても仲の良い姉妹がいた。
天真爛漫な姉を、おとなしくちょっと気弱な妹は、姉妹以上の気持ちで好きだった。
妹はこの気持ちは伝えてはいけないものだと思い、ひた隠しにしていた。
(……!)
そこまで読んで、羽音は自分の心拍数が上がるのを感じた。
しかし、ふとしたきっかけで好意が姉にバレてしまう。
嫌われると思った妹だったが、実は姉も妹の事が好きだったのだ。
こうして二人は晴れて結ばれ、恋人同士になったのだった。
「……」
その内容に、いろいろな意味でドキドキしてしまう羽音だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます