【噂の二人】
(あれ……そういえば……)
そこで琴美は思い出した。
(噂だとこの二人って……確か…………?)
演劇部の二年生が、練習中に同じ演劇部の
なので、琴美は聞いていみた。ちょっと意地悪そうな笑みを浮かべて。
「今日って、もしかしてデイト?」
「えっ~!」
しかし、二年生達が反応する前に音羽が声を上げる。
「そうなの~!?」
そして、藍子に詰め寄った。
「ち、違います!」
藍子は激しく首を横に振った。
「一緒にお買い物に来ていただけです」
それから、微笑んできっぱり否定する。
「…………」
そんな藍子に、複雑な表情をする夕貴だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます