第2ー2章 ~呑みに。~
雅は机に顔をふせていた。
目を閉じていれば誰のことも考えなくてすむ。
「みーやび!」
ふいにポン、と肩をたたかれ顔をあげる。
そこには優香が立っていた。
「どうかしましたか?」
「敬語かたいってー!タメでいいよ!」
「あ、そうで…そうなの。」
雅はニコ、と優しく笑った。
優香は少し驚く。
そして頬を紅く染めた...のはまた別の話。
「で、なに?」
雅が優香に聞く。
「えっ、あ、そうそう!今日呑まない?」
そう言われ、雅は少し考えながら
「いいよ。」
と答えた。
あーあ。悪夢がはじまっちゃう。
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