第5話 羊の間
12の敵と戦うことになった漢達。
突入する代表者5名が選ばれた。
油風呂野 斗賀志
オクトパス・松尾
かけ算九九・田座鐚
鬼熊
王 大人(おう ひろひと)・・・参年生。死亡確認要員。
「がんばれー!」
「やったれぃー!」
数多の漢達が声援を送るなか、最初の宮殿へ駆けていく5名。
最初は羊の間。
そこには白い長髪をした長身の漢が立っていた。
「おまえは!」
「漢ヶ丘高校、参年番長のレイではないか!」
「ぬん!」
空中にジャンプして一回転するレイ。
パパァ!
「おおぅ!美しい!!」
「これは戦う相手をもその美しさに見とれてしまうという水鳥(みずどり)拳!」
気がつくと、
5人の漢達の体から力が溢れ出してきた。
レイは語った。
「ふっ。漢の聖衣、もとい筋肉をパワーアップさせておいた。これで行くがいい」
「ぬう。かたじけない。レイよ」
こうして5人は羊の間を突破した。
時を同じくして、最上階の宮殿にて。
「オッス失礼しまぁーーーす!!!」
雑兵が5、6人がかりで巨大なワインボトルをレインボー・コモドオオトカゲのグラスに注いでいた。
「ふっ。奴らめ。果たしてここまで辿りつけるかな」
続く
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