絵記号の集合体

たまには慣れていない冗談を行動で示すのもいいだろう。僕は割と真面目に今までやってきたのだ。小学校の6年間の義務教育、中学校の3年間の義務教育、高校の3年間の受験勉強の日々、大学四年間の1時間より多い授業。いつも自分でしっかりノートを取って、時々友人に写させて、返ってこない事もあった。返ってこなくても僕は内容を記憶していた。


文学はあまり記憶できないが、学校の授業は水を吸い込むスポンジのようにスッと記憶に入ってくる。


僕は大学4年間のうちの1年の時習った実習の経験を活かし、あるアプリを動作させることにした。


そのアプリは上司を蒼白にされた。


アプリは暗号化とデコードを同時に行う。

運が良ければ誰も見ないでそれは終わる。

運が悪ければ、一時的に文書やデータが全部各種カッコに変化してしまう。

しかも黒字に白という。


言ってみれば一太郎の画面のような感じだ。


T氏と相談した復讐劇も荒唐無稽だったが、こっちの方がさらに上質で罪がないと思った。


僕はそのアプリを、自分のパソコンの情報を密かに改ざんしている上司が触れた時、上司のデータに行うように設定していた。


彼は外れくじを引いたようで大慌てでPCを初期化してしまったのだった。



そして僕は上司を見てつい吹き出してしまった。


僕はその日日記を書き換えた

(葛原が上司だとT氏に言って復讐のシナリオを書いたが、実際それを行なったのは葛原では無かった)

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