第6話。ケーキ。

おばーちゃん:おう。きのこや。おやつあんぞ。


きのこ:ケーキだな。もちろん。チーズだな。


おばーちゃん:ケーキとチーズ?無いわい。いきなりゆうても。


きのこ:違うんだな。チーズのケーキだな。あべこべで話にならないんだな。しっしだな。


おばーちゃん:バカにすんのか!ケーキじゃろ。パンが有る。それでええじゃろ。


きのこ:ボケとんだな。ほとほとだな。


おばーちゃん:ボケとらんわ!ええんじゃな!パンはいらんのじゃな!


きのこ:なんにも言ってないんだな。お金くれたら買ってくるんだな。


おばーちゃん:金なんかあるかー。月末じゃ。月末。月末は無理じゃ。あんパンとジャムパンが有るぞ。これでええか?なっ?


きのこ:チーズが良いんだな。ぶっとんだな。大人なんだな。


おばーちゃん:ほえぇ。大人かぇ。

そっ。それはまだ早いわい。

きのこや。ええ子じゃー。可愛い孫こちゃんじゃ。言う事聞け。なっ。


きのこ:ミルクだなー。あんとジャムには、ミルクが合うんだな。


おばーちゃん:ミルク?牛乳か。ええぞっ。有るから持ってこい。


きのこ:がってんしょうちだな。おやびん。

とことこだなー。


おばーちゃん:ふん!やっとゆうこと聞いたか。

可愛いやつじゃのう。


きのこ:持って来たんだな。いただきますだな。おばあちゃんにも拝んどくんだな。

なむなむだなー。なむなむなむ。


おばーちゃん:がーはっはっはっはっは!わしも食うか!

がーはっはっはっはっは!



こうして2人の毎日は続いて行く。

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