第5話 ふあふあ

風に泳ぎふわりゆれるぼくの体

遠い空に言葉失くしその目閉じて

痛み覚え震える手につかむものは

ふわりふわり揺らぎながら影と消えた

流れのまま心ゆだね時に漂う

ゆらりゆらり生まれたての思い包み

きっとそこにあると信じ伸ばす腕に

こぼれ落ちる砂は波の音に溶ける

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