いつか、いつの日か、きっと

まったり

プロローグ、もしくはエピローグ

夢をみた、その夢には美しい美貌をもつ少女や、その少女が統治する?らしい広大な領地、領地の中心部に位置する場所にある、白いお城。

まるでおとぎ話のような夢、僕は少女と親しく話をしている。

彼女を見ている気分が和らぐ、それに懐かしい、懐かしい?何を思っているのだろう。

でもどこかで会ったことがある、そんなきがする。


急に眩しい光に僕は目を閉じ、

視界は暗転し、もう一度目を開ける

ふと辺りを見渡すとそこは戦場の真っ只中だった、

沢山の騎士の死体、燃え盛る家々、

白いお城も燃え盛っていた。

呆然とそれを見ていると、声が聞こえてきた、透き通るような声、戦場にいるのなんて忘れてしまうよう、

「どうしたの⁉カイン?ねぇ!カインってばっ!」なにかに押された?感じがした

「っていったーい!鎧きてるじゃん涙」

涙目になっている少女はあの美しい美貌をもつ少女だった。

反射的に返事をする

「ご、ごめん」

「もう急にボーッとしちゃってどーしたの?」

「あ、あぁ」

生返事しかできない、全く状況を掴めないでいた、妙にリアルな夢だ、

「カイン!あれ‼」

少女が指をさす方向を慌てて振り向くと、

そこには異形の塊がいた。

「…………な、」なんだあれ

認識すると同時に、異形の塊は襲いかかって来ていた。

「カイン!お願い!」

「え」

死んだ。とおもった。とっさに動いたのはまぶただった。

視界は再び暗転し、

次に認識した時には

涙ぐむ少女が必死で叫んでいた。

声は聞こえなかったが、体の状況を見て判断できた。僕ことカインは、下半身を失っていた。もう夢なら覚めてくれ。なんなんだこの気持ち悪い夢は、早く日常に戻りたい。


夢から覚める間際、

"必ず私を救って"

そう聞こえた気がした。






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