女子生徒SIDE
今日こそは、桃音さんに話しかけられるかしら。
私は桃音さんを探すことにした。
教室の前通り過ぎようとした時に、とある光景を目にしてしまった。
その光景とは… 澪さんと桃音さんと先生が椅子に座って真面目そうな顔をしている。
教室のドアについている窓からつい眺めてしまった。
深刻そうな話をしているように見える。
まるで受験生の三者懇談のようだ。
そして私は普段見られない2人の様子を目の当たりにした。
澪さんは顔を真っ赤にして目に涙を浮かべている。
桃音さんはいつもは顔を隠している髪を今日はしっかりと結んでいる。
やっぱり、2人は似ていない。
そんな様子をつい、教室のドアの窓から見入ってしまった私だったがそのうち、ここにいてはいけないような気がしてきた。 きっと大事な話なんだわ。
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