第3話 味方に潜みし敵の影
すごいシリアスなサブタイトルだ!
そう、黒パンスト軍団に関しては改行が詰まっている。もしかすると頭がいいのかもしれない。
カノールには優秀な先鋒がいた。
その名は、ウシリズム。略して、うし!
うしはすでに一日前に白い神殿に忍び込んでいたのだ。
「ふんふんふんも。ここの奴らはちょろいですわね」
うしは白いパンスト、細身の剣、白いケープとアンクレットに身を包み、神殿騎士になりすましている。
ちなみに犠牲になったのはトミフル。さるぐつわに亀甲縛りで未だに納戸に押し込められている。
トイレがしたくなったらこのツボにせよなどと言われたが、身動きがとれないので、多分膀胱炎か便秘になるだろう。
うしは黒縁メガネに指を当てて押し上げる。彼女は予言の少女を探していたのだ。
そこへ下品にバタバタ走っていく白パンストがいた。
こっそり後をつけていくと、
「ミズキ様〜、ライティ様〜、敵襲です〜〜!」
「ふんふんふんも💖 あっという間に予言の少女発見!」
あとは予言の少女が一人になるのを待つだけだ。
「奥さん、コンヤ💓だって……。あーあ……奥さん〜」(´Д⊂ヽ
ミズキが心から悲しんでいるのをライティが、「コンヤならば、わたしが!!」と鼻息を荒くしている。
「だめだよ〜(# ゚Д゚) ボクは奥さんのものなんだからねっ! (●`ε´●)」
などと、くだらない言い合いをしている。
「ふんふんもっ(・∀・) 馬鹿どもめ」
後はライティとかいう騎士がいなくなるのを待つばかり。
うしは柱の陰に隠れて、忍法壁紙の術を発動させたのだった。
「足冷たい……ふんも……(´;ω;`)」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます