第15夜 同じ夜

2016/11/09 marina

冷たい夜風を、いっぱいに吸い込むと冬の香りがする。沢山の冬の夜を思い出す。

特に今夜は寒かった。明日はもっと寒いのだという。


彼女はとても寒がったが、素足だった。何故靴下を履かないのか問うと、面倒だからと答えた。

岡山でも特に瀬戸内海側に住む彼女にとって、雪は珍しいのだという。僕達も同じく雪に縁はないが、それでも寒いものは寒いのだ。


家に帰ると、落ち込む事ばかりだ。世の中上手くいかないが、バランスはとれているのかもしれない。

今日の朝刊、2月生まれは

惑い事多く諸事人のせいにしがち。


あながち間違ってはいないか。

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