ファントムティーチャー
@kikizizi
第1話 規則
海の向こうの両親へ元気ですか?
私は無事高校の入学式もおわり新しい生活が始まります。それと今人生最大のピンチが目の前に起こっています。
3時間前
「ここが新しい学校か」
王立夜風高校、世界一礼儀と規則を守り陸地から離れた孤立した学校だ。私は遠野夕美、昔から学級委員のこの私にはピッタリの学校だ。
「新入生の諸君は各自の発表されたクラスの席に着席しなさい。」
さすが夜風高校放送もちゃんとしている。早く席につかないと。私がすわった頃にはもうみんなはすでに着席して、担任の先生を待っていた。
しばらくすると他のクラスの担任がやって来た。もうすぐ私たちのクラスにもくるどんな担任だろう、やっぱり口うるさくて頑固な人な。
私は担任がくるのをワクワクしながら待っていた。でもいつまで待っても担任は来なかった。1年生8クラスのうち私たち1組以外七人来たのに私たちのクラスは来なかった。何かあったのだろうかだんだん心配になってきた。すると一人の男が走って教室に入ってきた。
「えー担任の先生は現在行方がわからなくなってしまったので代わりに私が挨拶をします。あっ、あの先生が消えるのはいつもの事なので気にしないで下さい。」
その時クラスの全員は同じ顔をしたと思う。担任が消えたって普通あり得ないのに、この学校で消えるなんて何かの間違いかな。
「まあ諸君が驚くのもわかるが慣れれば気にならない。それでは次は各自の寮に戻り荷物の整理を始めなさい。それでは以上、解散!」
みんなやっぱり驚いていて先生が帰っていった後、全員唖然としていてしばらく誰もたっていなかった。
しばらくして私もさっき起こった現実を受け入れ寮へ向かった。本当にさっきのはなんだったのだろう、そんな担任だと一年どころか1ヶ月も持つかわからない。どうなるんだろう私の学校生活、私は深いため息をした。あれ、廊下が何か騒がしい、よく見ると三人の上級生が一年生に絡んでいた。一年生をいじめている。助けなきゃ。私はとっさに上級生の前に立ち一年生を助けた。
「おい、なんだお前?」
「一年生をいじめて楽しいわけ?」
「はあ?俺達の勝手だろ。俺達上級生はお前らより偉い。だから何をしても勝手だろ!」
「へー、だったらあなた達は私たちよりも年齢は上でも心は子どもなのね、かわいそう。」
言いたいことは言えた。私は昔からこういうやり方で学校の平和を守ってきた。
「よーくわかった、お前にこの学校のルールーを教えてやる。ちょっと来い。」
私は上級生に腕をつかまれそのまつれていかれた。そして現在。
「ここはどこなの?」
「俺達の秘密の場所だ。」
連れてこられたのは学校の地下にある洞窟らしき所だ。周りは薄暗くてよく見えない。
「私をここに連れてきてどうするつもり?」
「だから言っただろお前にこの学校のルールを教えてやるってな!」
私は地面に叩きつけられた。後ろにいた二人は殴れ殴れとこっちをあおっていた。上級生はてをあげ、殴られると思って覚悟したその時。
「あれー、何でこんなところに学生がいるのかな?」
誰かがこっちを見て言った。助かった。
「おい逃げるぞ。」
上級生は走って逃げっていった。
「大丈夫?」
「はい。」
暗くてよく顔は見えないがこっちを見て笑っていた。
「大丈夫なら問題ない、それじゃあ。」
そういい残すとすぐにどこかへ行った。
私が立ち上がった時、先生とクラスの人が助けにきてくれた。上級生は逃げてどうなったかはわからないけど。助けてくれた人はいったい誰だろう?私は不思議に思いながら寮に帰った。
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