昇華

 いろんな要素が 組み合わさって、改めての 脂の旨味との遭遇。


 まだ 沢山の肉があるというのに、その白い肉が 何の肉なのか知りたくて

わざわざ 店員さんを呼んでまで、確認。

 だって 無くなってしまったら、『この肉』って言えないもん。

予想通り カルビなんだそうです。

 …って? こんだけあるのに、まだ おかわりする気?!


 うん!したい!


 それからは 焼き過ぎ位に、焼ける この環境の、嬉しさを 

sちゃんへ 切々と語っていました。ただただ 嬉しかったので、それを

話しただけだったんだけど。

 sちゃんは 焼肉について、そんな制限や 焼きとかに、こだわりがあった

覚えはないと。熱く語る 私に対して、熱くなる程の事なのか?的な

「ただ焼いて食べる」という シンプルな事なんじゃないか?と、そんな

そこまで テンションがあがる程の事だったんだぁ~、と 熱くなる私に

感心している様です。


 これは 相手が、sちゃんであるっていうのも 大事なポイントで。

やっぱ 男性だったら、ガツガツ食べれないし。『ダイエットしなきゃっ』の

言葉を疑われる 怖さが無い。

 もう これ以上、だらしないとこ無い位 見せ切ってしまっている

sちゃんとだから。食べる姿勢だの、食べ方だの 気にしないで良いのです。

 しかも 店内は、もう私達だけになっている。隣の席からの 視線を

感じるとか無いし。多分 最初のオーダーで、既に

【これ2人で こんだけ食べるの?】って位 頼んでしまっているから

恐らく 店員さんも、2人は かなり食べる奴らと、認識してるはず。

 

 これまた 店員さん達の 対応も良い、お店だったんですよねぇ~

まぁ 店じまいの、ガタガタはしてるのは 時間だし仕方なかったけど。

呼び鈴のチャイムが、電池が無くなったかなんかで 鳴らなかったのもあって

私達のテーブルに 1人控えて 付いて居てくれて。最後には ドリンクバーの

ドリンクを 席まで運んで下さったりして、気持ち良かったんです。


 予定していた通り、その白い肉を おかわりしましたし。

〆の 冷麺もペロリと食べましたよ。

 この食べ放題だ っていう事も、心の解放でしたねぇ~

1皿いくら単位の お肉だったら、もう1皿頼むのに 躊躇するから

多少 焼きが好みのでなくても、そのまま 食べたと思うし。そういう肉こそ

あんまり焼いたら ダメかな?っと思って、脂を絞り出すとかも出来なかったと

思うんですよね。


 おかわりした 白い肉の、最後の1切れは もう、自分が思う焼き方

思う存分!焼かせてもらって 脂を絞り出して、タレに浸けた時の ジュゥって音が

最高で、もぉどうなってもイイィ~~!ってw 魂が 一瞬どっかへ行きました。


 そして たらふく肉を喰らった、私達は 消化する為にも…っと

それから カラオケへ行きました。多分 あの白い肉に 出会ってなければ

カラオケに行く元気は 無かったと思います。


 焼肉!アナンダマイド至福物質 万歳!!






ーーーーー



 週の頭からの 予定外の忙しさがあって、疲れた身体。

その疲れを 引きずったままの、Y.Oのライブ。

ライブは 程よい、発散・開放・陶酔があって。

 疲弊した 心身に、欲望のまま 喰らいつく肉!

その美味しさ と、焼きに対する 改めての目覚め。

そして 何も考えないで居させてもらえる、環境と相手。 





 この歳になって ようやくわかった、焼肉の良さ。

プロメテウス様 どうも、ありがとうぉ~!!!

これからは 人の目を気にせず、良く焼きで 食べようと思います。




 焼肉 最高!!っ  


 よく焼き精神で カリカリッになるまで焼いてやるぅ~~!(吠


 人生って 楽しいぃ~~♪








[完]

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る