ウムル王国所属


※名前がまだ出てないキャラや、フルネームが出ていないキャラは、名前を書かないようにしています。



 ●フォロブルベ・ファウムフ・ウムル

ウムル王国現ウムル王。王としての資質は低くない物の、妹の方が王に向いているとは思いつつ、王の仕事をこなしている。

公式な場では王様然としているが、地の性格は中庭でゆったりお茶でも飲んでいる方が好きな昼行燈なタイプ。穏やかなお兄さん。

剣技の腕も相当であり、一撃の鋭さを求め、たった一撃限定ならリンに匹敵する剣戟を放つに至る。魔術の腕もけして低くなく、8英雄に引けを取らないレベル。

リンの相思相愛の想い人でもある。


 ●シガル・スタッドラーズ

スタッドラーズ家の一人娘。魔術に高い資質を持ち、自身もそれを理解しており、それを高めるために学校に通っている。

自身を超える資質の持ち主を身近に見なかったがために、一定のレベルから上がらずにいたが、タロウとの出会いによりその力を開花させていく。

タロウに一目ぼれし、彼に追いつくべくひたすらに走り続ける。


 ●シエリナ・スタッドラーズ

シガルの母。穏やかに見えつつも芯の強い女性。夫には厳しく、娘にも厳しい。

それは優しさと愛情ゆえの厳しさで、常に家族を愛している。


 ●シガルの父親

シガルを溺愛しており、シガルに近づいたタロウを敵視している。一応その実力と人脈は認めている。

娘や家族が絡まなければ仕事人としては有能。実は国では割とお偉いさん。


 ●メラ・ヘレス

シガルの親戚のお姉さん。

シガルが幼い頃にシエリナが仕事をするために雇われた。

信用できる親戚。


 ●バルフ・ボレネズ・グランザーブ

ウムル王国騎士隊総隊長

ロウに憧れ、若くして兵士隊から騎士隊に入り、その実力をロウに認められ騎士隊長となった青年。少々堅いが、ロウの性格を知り、少しづつ影響を受けている。

魔術も使えなくはないが、実戦で自在に使うには心もとない程度であり、基本は剣のみで戦う。事前の準備時間さえあれば魔術の強化も出来、自身で維持も出来る。

剣技と体術のみであれば、タロウとほぼ紙一重の差を走り続ける人間の一人。登場時点では仙術の差がなければ彼の勝ちも有りえなくはなかった。

何かのかみ合わせが一つ違えば、彼とタロウの勝負の結果は簡単に引っ繰り返る。


ただしそれらの戦績は、彼が自身の未熟と下した結果の物。

彼自身が本当の全力全開の力を見せた時、タロウは彼という存在の恐怖を知る事になる。


 ●フェン

ウムル王国、国家技工士筆頭補佐。

バルフの同期であり、元戦闘職でありながら技工士になった男。

すべてはこの命を救ってくれたイナイの為にと、遅まきながら技工に心血を注いだ男。

技工の腕そのものは凄まじく高い、とは言えないのだが、人を纏め、使う事に長けている。

故にイナイの補佐として、仕事に就くことになった。


 ●ゼノセス・グラウド・エネセナ

ウムル王国、魔術師隊総副隊長。

基本的には魔術に詠唱は要るものの、氷の魔術に関してだけは、無詠唱で大威力を発動が可能。

数少ない、本気でセルエスの領域を目指している魔術師の一人。

夫がおり、愛しているが、その在り方は他人からは理解されない。


 ●ワグナ・ドグ・ヘッグニス

ウムル王国 拳闘士隊総副隊長。

イナイに憧れウムル国内の国益になる仕事に就きたいと願うものの、技工士の才能が皆無だったため技工士になる事は断念。

夢破れ力仕事をしている彼がミルカの目に偶々とまり、拳闘士隊に誘ってみたらイナイの為になるなら喜んでと入り、その頭角を現す。

古株や自ら拳闘士隊に入った面子をあっという間に抜き、無強化状態のミルカとなら勝負ができる程の使い手となる。初期はその入隊理由から周囲には好かれていなかったが、実力主義のウムルで力を示した事により不動の地位を手にする。

無拍子の使い手。


 ●カグルエ・カッツァイア

ウムル王国兵士隊1番隊隊長

王と、人民を守る兵士。若い頃からずっと兵士であり、ロウとほぼ同期。

求めれば相応の地位と名誉が手に入る実力と戦果を残しながら、全てを受け取らずに変わらず兵士を続ける男。

その力はリンにして、スタミナ切れを待たないと倒せないと言わせるほど。

平時は王都の門で門兵をやっていることが多く、旧王都でもほぼそうだった。故に門番おじさんと近所の子供達に昔は言われていた。本人的にはそのころは若いつもりだったので少し傷ついていた。

戦争時は主に王都を守っていた。その為、戦えない者達の傍に一番近い所にいたにもかかわらず、亜人との戦いのスキを突かれ、他国の人族の悪意に勘付けなかったことを今も悔やんでおり、アロネスとイナイに罪悪感を感じている。


 ●ハウ・フルツ

ミルカの恋人。一般人であり、戦闘能力は皆無。ぽややんとしており、ミルカに無い物を持っている男性。

主に細かい気づかいとか、家事能力。

そして何よりもミルカが惚れる程の芯の強さを持つ。


 ●ヘルゾ

元他国の王であり、セルエスに救われた男。今は国の財務お主に任されている。

だが、王としてのアドバイスをする立場でもある。


 ●キャラグラ

元々は滅んだ国の重鎮であったが、ウムルに助けられた恩義を返すために働いているうちに、気が付いたらウムルでもそれなりの立場になっていた。

基本的に、それぞれの部署の仕事のつなぎ役を主な仕事としている。

故に一番国の事を知っているのは、彼と彼の部下かも知れない。

ブルベに王としての立ち振る舞いを口出す仕事を、なぜかロウに見込まれ、ロウ以上に口を出すようになった。


 ●ねーさん

前王より前から王城に勤める女性従者。見た目は年若い成人女性。年齢不詳

発言権が特に強いという訳では無いのだが、ロウすら子供扱いの古参。

故に彼女に逆らえる人間は、割と少ない。


 ●庭師のおじさん

古くから庭師をやっているおじさん。

前王城も彼が庭の世話をやっており、庭でのお茶が好きだったブルベの良い話し相手だった。

新王都の城には、ブルベたっての願いで彼に勤めて貰っている。


 ●先代ドアズのおっさん。

現役時代に毒に耐性持たせるために色々やった結果、年老いてからガタガタになった。

なのでミルカにドアズを譲り、自身は引退して薬を飲みながら田舎暮らしをしている。

今は旧王都でアロネスの薬に頼りながらのんびりした生活を送っている。

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