第2話。スーパー。

さあ。おばあさん。スーパーに行きましょう。スーパーは涼しいですよ。


えっ。お金が無い?

そうなんですよ。お金が無いから何も買えないんですよ。


もし、買えても歯もないから噛めないんですよ。とほほほほ。どうします。おばあさん。


いっそのこと2人で………。

やりましょう。おばあさん。やりましょう。私も男だ!やったりましょう!


興奮してきた、ちくわじいさん。大声で怒鳴り散らす。


何がスーパーですか!金がどうしました!ねー!おばあさん!いっそのこと2人で……。


やめて!おばーさん!やーめーて!何がいっそのことですか!私は生きますよ!元気なもんですよ!


夜のジョギングも欠かさずにしているんですから。なんで膝が痛いんですか!


痛いなー。しんどいなー。もう年ですね。おばあさん。2人で仲良く……。ねぇ。おばあさん。


だから!私は若いんです!道連れにしないで下さい!


はあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ。


苦しそうな、ちくわじいさん。スーパーはまだまだ遠い。


そうだ。おばあさん。スーパーに着けば、おばあさんの大好きなお餅を買いましょう。


美味しいですよね。おばあさん。私なんか3つは食べますよ。いや。5つですね。


あー。早く着かないかな。楽しみですね。おばあさん。こんにゃくも買いましょう。美味しいですよね。おばあさん。


もう少ししたら着きそうですかね。

おばーさん。一曲歌いましょう。良いですか?


それでは、皆さんご一緒に!


さんびゃくろくじゅうごにちー🎶

カモン🎵カモン🎵カモン🎵カモン🎵ベイベー🎵



終わり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る