柔らかプリンを作りましょう。

「ふぁぁぁ♪ そんなに胸揉んでは、だめぇぇっ……♪」

「リズさん、これはお仕事ですよ! ほら、しっかり立って。美緒奈みおなちゃんも、感触は覚えたかな?」


 百合メイド喫茶「リトル・ガーデン」、今日はメニュー改良のお仕事。

 メイド服の季紗きさ、真面目な顔でリズの左乳をむぎゅむぎゅし、感触を確かめる。

 右の乳には美緒奈が、揉みながら頬をすりすり。


「分かったよ季紗ねえ! この弾力、この張り……。リズねえのおっぱいを参考にするんだね!?」

「こ、こんなプリン作り、いやぁぁ……っ♪」


 季紗と美緒奈に、巨乳を左右から弄られて。

 リズは甘ったるい声を上げながら、膝をガクガクさせるのでした。


 ……お仕事です!!


 ※ ※ ※


「悩んではいたのよね。口移しだとプリンが溶けちゃって、せっかくのプリプリ感が活かせないというか……」


 厨房にて、試作品を作りながら考え込むリズ。

 女子限定喫茶店である「リトル・ガーデン」は、もちろん乙女にとっての大正義であるスイーツには力を入れている。

 牛乳成分たっぷりのプディングを使ったプリン・ア・ラ・モードは看板商品の一つ。


「ちゅぷぅ、んっ……ぬぷぅ、ずちゅ♪ 味は、文句無しですけどね。確かに、プリンの弾力も楽しみたいかも。ずちゅぅ……♪」


 季紗と美緒奈で指を繋いで試食(百合キス)中。

 このお店のスイーツは、女の子同士の口移しがデフォルトです。


「んぷ、はむぅ……。あ、あたしはこのドロドロに溶けた舌触りも好きだけどなー。ちゅぶぅ、ん♪ キスの時、唾と混ざってちょうどいいっていうか……」


 れろっ、れろっと刺激し合う二人の舌。

 ほの苦いカラメルソースと濃厚プリン、甘い唾液が唇から零れて、花のように薫る。


 今のままでもいい、と美緒奈は言うけれど、リズは満足してない様子。


「だめよ、お客様達には、最高のプリンを食べてほしいの! 舌の上でプルプル震えて、それがキスしてるうちに自然に滑らかに、溶けて崩れる……そんなエクセレントな固さを目指したいのよ!」

「リズさんのお胸のような、ですね♪」


 リズのおっぱいを吸った感触を思い出し、頬を染める季紗。


「リズ姉はこだわりの料理人だからな。しょうがねー、あたしもとことん付き合うよ。ちゅぷん……♪」


 次の試作プリンを口に含み、美緒奈は爪先立ちで、リズと唇を重ねる。

 ちゅぷぅ、ぬぷぬぷ、ずっぷ、ずっぷ……。

 先ほどよりかなり固く作ってみたプリンが、キスする二人の口の中で、舌の上を滑る。


「ふ、んんっ……。今度は、なかなか崩れないわね。固くし過ぎたかしら? んむぅ……♪」

「むぅ、んちゅぅ……ふぐぅ♪ 長く百合キスできるのはいいけど。ちょっと、息が、んん♪ 苦しいね、これだと」


 仕事なので冷静に百合キス。段々動悸が早くなり、発情した吐息が漏れるけど。


 次は季紗がプリンを唇に押し込んで、リズと接吻。胸を揉みながらである。


「ちゅ……ふぅ、むぷぅ♪ この感触、この感触ですよリズさん。貴女の胸くらいの弾力が、プリンにはベストだと思います♪」

「んぐぅ、んくっ……ふ、んんっ♪ じ、自分で、自分の胸なんて、よく分からないよぉ♪」


 分からないのでリズも、季紗の胸を愛撫しながら百合キス。


 お互いの胸をさわさわしながら、一心不乱に舌を絡めあい、唇の間に銀糸を結ぶ美少女二人……。

 これはえっちな行為ではなく、プリンに最適の固さを確かめるという、お菓子作りの一環である。


「ちゅぷぅぅ♪ ふぁ、ん……♪ ずっぷ、ぬぷぬぷ……♪ お仕事、大好きぃ♪」


 ※ ※ ※


 そして夜の「リトル・ガーデン」にて。

 完成品のプリン・ア・ラ・モードを、由理ゆーりも試食させられる。


「ふにゅ、くちゅぅ……ぬぷぷん♪ く、口移ししないって選択肢は、無いんですかぁ……?」


 金髪縦ロールでふかふかなカラダで、レモンのような優しい薫りがするリズに抱き締められて、唇を吸われる由理。

 艶めかしいキスの感触とリズの可愛さに顔が熱くなって、正直プリンの味どころじゃないのだけど。


「ちゅんん……♪ あ、このプリンの柔らかさ……リズさんの乳みたいかも?」

「ちゅぷちゅぷ♪ ふふ、じゃあ大成功……なのかしら?」

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