リバイサン～Creative destruction～

第11話 〝Tree〟計画

　それは、ある男に施された〝悪魔の外科手術〟であった。

ホワイトハウスはこれを認可し、その現場を実況させた。外縁は特殊部隊軍が拘束し、世界全てにその映像は轟いていた。世に聞く〝義体化〟であった。〝電脳化〟すら同時に行われており、その本来の計画とは《新たな〝海洋世界-Niraikanai-〟作戦》であった。

　通称（〝Lequios〟）、その〝寿樹〟は神にすら至り、我々を導くだろう。神の契約さえシノギ、その計画は、《セフィロトの樹》に準えて。《万世一系》に則すものである。それは〝Tree〟計画。沖縄という巨大な諜報島が織りなす、新たなフィクサーであった。

※主人公に施された手術であり、諜報技術として施される。たった1人で世界を完全に統制できる《技術的特異点通過後の超電算機(不確定性原理に基づき〝自由意志〟を保有する)と接続し、全てのコンピューター※0を監視できる段階の事。》段階まで進出することで、《計画の遂行(-技術的特異点後-の〝国家社会-総力的な社会-〟から移行する〝精度的社会-完全な制御社会-〟、その技術背景の証明)》とする。

※0　2030年には全ての製品(全ての人間に義務付けられたチップの埋め込み)に対しコンピューターが内蔵されている。

　この時、初めて、諜報機関-CIA-は〝世界を支配(Dominate)〟するに至るのである。

　リスペクト；ボーンアイデンティティ(CIAトレッドストーン〝踏み石〟作戦)