第3話 新聞地獄

リビングで、長男次男のきゃっきゃっと楽しそうにはしゃぐ声がする。


こういう、この世のものとは思えないほど楽しそうにはしゃいでいる時は、大概何かやらかしているに違いない。


と覚悟しながらリビングのドアを開けたら。






そこは一面、雪景色……じゃなくて、ちぎった新聞の海でした。






家にあった1か月分の新聞を細切れにして、灰色の海みたいになったリビングで長男次男が楽しそうにダイブしたり泳いだり、潜ったり。狂喜乱舞しておりました。


そりゃー、楽しいだろうよ。






………お前ら、それ全部片づけるまで夕飯お預けだからな。





でもどれだけ掃除しても、細かい新聞クズがリビングの至る所から出てくるの(涙)

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