第4話 世界のどこかで
青木君は買ってきたコロナビールの瓶にライムをキュッと絞ってグイッと飲んだ。
増田「今度の11月にね、有田の薪窯めぐりに行くんだけど、超楽しみ」
菊池「マーシーは本当に食器好きだねぇ、いや、デザインに興味あるのか」
青木「デザイン系の仕事してんだよね」
増田「陶器は完全に趣味的な関心だけどね。多分仕事の肥やしにはなってないと思う」
増田君は苦笑いを浮かべた。
菊池「趣味で窯巡りて、渋い趣味だねぇ」
増田「ま、そうだね。でもツアーには若い人も結構来てるよ。温泉とか紅葉がメインの人も多いみたいだけど」
菊池「あ、そうなんだ」
増田「一緒に窯巡りツアーに参加してるおばちゃん達と仲良くなったりするしね」
青木「水泳とはまた全く違う世界じゃね」
菊池「んだ、んだ」
増田「元々体動かすの好きだし、水泳は小さい頃からずっとやってたから」
菊池「何でまたデザインに興味持ったの?」
増田「んー、まぁ昔から興味がなかったわけじゃなかったけど。前に、青年海外協力隊でウズベキスタンに行って水泳教えてたって話したでしょ。そのウズベキスタンでね、チョルスーバザールっていうバカでかい市場(いちば)が開かれてて、首都のタシケントでやってんだけど、売ってないもんは無いってぐらい所狭しと色んな出店が並んでるわけ。で、平日はそんなもんで子供たちに水泳教えて、休日にぶらっとそのバザールに寄ったらね、めちゃくちゃ綺麗なセラミックの食器が沢山売られてて、中でも皿とかカップに描かれたイスラム文化の伝統的な模様に感動したことがあって、きっかけはそこかな」
菊池「へー、どんな模様か見てみたいもんだね」
青木「『ウズベキスタン 食器』で画像検索したら出てくるかな?」
増田「沢山出てくると思うよ。んで、日本に帰ってきて色々見て回ってるうちに、古伊万里に出会って、白地にコバルトブルーの単色で絵付けされた器を見てもう一回感動してるから」
菊池「あ、それで窯巡りにつながったのか」
増田「そうそう。だから、福岡の転勤が決まった時、めちゃくちゃラッキーと思って、有田が近くなったから。」
青木「ここからなら行き易いだろうね。俺も今度行ってみようかな」
増田「おいで、おいで。一緒に行こう」
菊池「ワイも飛び込んでみたいっす、コバルトブルーの世界に」
増田「お、乗ってきたねぇ。じゃ、来月のどっかで予定合わせて陶器市行って、ついでに有田温泉で温まろうか。ま、古伊万里は無理でも、手頃なやつでも結構良いのあるから」
青木君がトイレに立った時に、増田君はマリネーラを、僕はチョリソーとビールを注文した。
青木君が戻ってきて割とすぐに、注文したものがテーブルに届いて、増田くんはマリネーラのタコを指でつまんでヒョイと口に運びながら、また話し始めた。
増田「大輔さんは、またどっか旅行に行くの?」
菊池「今ね、人生で3度目の三国志ブーム自分の中で来ちゃってるから、来年の正月あたりで久々に中国回って来る予定だよ。1週間ぐらい。このあいだ、こんなごっついちくま文庫か何かの『正史 三国志』を全巻買ってきて、それ今読み始めてる」
青木「三国志もハマる人多いよねぇ。僕の友達でも1人えらい詳しいやついたな」
増田「ん?前にも中国行ったことあるんだよね?」
菊池「8年ぐらい前ね。あの頃は上海出身のアーティストの子と付き合ってて、彼女が地元の・・・えーっと、ビエンナーレだったかな、現代アートか何かの祭典に招待されて、上海に帰るって話で、ちょうど仕事の休みと重なってたし、2度目のマイ三国志ブームが来てたから、ラッキー!と思って一緒に上海行ってね」
青木「その彼女の話は初めて聞いたな」
菊池「そうだっけ?んで、まぁ、上海から日本に帰国する前に武漢市と涿州市の三国志ゆかりの地で馳せてきたんだけど、ちなみに2人は三国志って読んだり見たりしたことある?」
増田「ゲームならだいぶ前に結構ハマった記憶がある。あの信長の野望的なシュミレーションゲーム。だからふわっとした事は憶えてるよ」
菊池「コーエーのやつかな。あれハマるよね。そっちは?」
青木「このあいだ三国志のドラマちょろっと見た。ネットで無料だったから。名前忘れちゃったけど」
菊池「それ最近のドラマ?」
青木「最近のっぽかったけど」
菊池「じゃあ、Three Kingdamsかも知れないね」
青木「あ、それそれ。三国志は全く知らなかったけど結構面白かった。でも5話くらいまで見て、全部であと何話あるんだろと思って調べたら100話近くあったんで、なげーわと思って挫折した」
青木君は、てへっといった感じの表情を見せた。
菊池「諦めるの早ーわ。せめて赤壁の戦いあたりまで見ないと、まだ三国が並び立ってもないよ」
僕も瓶ビールの濡れたラベルを指でこすりながら、笑って言った。
菊池「5話じゃまだ董卓が洛陽で無双状態の頃かな」
増田「その上海に行った時は何を見たの?」
菊池「あのね、赤壁の戦いが実際に起こったってことになってる所と、あと桃園の誓いの石碑とか見てきた」
青木「桃園の誓いでしょ。知ってる、知ってる。あのー関羽と張飛と劉備が兄弟の契りを交わしたところだ」
菊池「そうそう、そこ。ドラマもそこから始まったよね。ま、桃園の誓い自体は、小説の中の創作なんで、その三兄弟が住んでたとこに建てられてる石碑を見てきただけだけど」
増田「え、そうなんだ。実際にあった出来事じゃないの?」
菊池「うーん、歴史ロマンだからねぇ、そういう桃園で義兄弟の契りを交わしたかもしれないけど、少なくとも正史とされてる三国志の中にはその記述はなくてね、後に書かれたパロディ的な小説の中に出てきてるってわけ。なんで作り話の可能性が高いけ・・ど・・」
増田君が肩透かしを食らったような顔をしても、僕は間髪入れずに話を続けた。
菊池「ま、劉備が関羽と張飛を重用して、国の重要な役職に就かせてたのは歴史書にも書かれているから、それを踏まえてね、三人の絆が固かったってことを効果的に演出しようと狙った可能性が高いけど、有名なエピソードになっちゃってるし、そういう事もあったって考えた方がロマンティックやんてことで良いのかも」
増田「あったのか、なかったのかはっきりして下さいよって話ですよ」
僕と増田君は顔を見合わせて笑った。
菊池「ははっ。ちなみに、小説の中の地名とか役職も、時代考証からすると結構デタラメだったりするらしいから」
増田「へー、じゃ桃園の誓いの何を見てきたのさ」
菊池「あのー、桃園の誓いに因んだ石碑ね。三兄弟が挙兵する前に住んでたところに建ってんの。その石碑を拝んできた。」
青木「へー、彼女も一緒に?」
菊池「そう、上海から飛行機とバスで半日ぐらいかかったかな。道中は楽しかったけど、そのお目当ての石碑はね、何か新品な感じが出ちゃってて、ちょっと冷めたわ。ピッカピカでいかにも最近建てましたって感じだった。もっと何か昔から大切にされてきました、語り継がれてきました感が欲しかったんだけど」
増田「それマジで最近建てたやつじゃないの?」
菊池「そう、実際最近建てられたものだったらしい。彼女の話だと、その石碑が入ってる施設ごと文化大革命の時に壊されちゃって、10年ぐらい前に再建されたんだって」
増田「当たったぞ、おい。ははっ」
菊池「だから一足遅かったぁと思って」
青木「そりゃ残念だったね。あ、でも、その時見れてて良かったんじゃない?だって、また壊されちゃうかも知れないでしょ?」
菊池「確かに。中国ならやりかねない」
三人とも吹き出して笑った。
昔話をしていたら、上海の喧騒な市街や長江沿いの静かな住宅街で笑っている彼女の笑顔と、旅先でテンションが上がって彼女と二人でやった今思うと結構恥ずかしい事が鮮やかに思い出されて、顔が赤くなりそうだった。
菊池「あっ、そうだ。その時北京五輪の前でホテルを取るのに苦労したのを今急に思い出した。全然取れなくて、結局高めのホテルに泊まる羽目になったっけな」
青木「あー、8年くらい前だっけ」
増田「今年リオであったでしょ。4年前はどこだっけ?」
青木「ロンドンじゃね」
増田「あ、ロンドンだったね。ダメだ、全然忘れてるわ」
菊池「北京はね、当時テロを警戒してなのか、警官とかウロウロしてて、場所によっては結構物々しい雰囲気だったよ」
増田「東京五輪もそうなるだろうね」
青木「国際情勢次第じゃ、もっと厳しくなるかもね」
増田「日本でテロとかマジ勘弁」
菊池「嫌だねぇ。あとね、赤壁古戦場は見ごたえあったよ。テーマパークになってるんだけど、当時の砦とか塔とか、これ何十人で動かしたのってくらいでっかい城攻めの時の兵器とかが、結構な広さのとこに再現されてて、そこで甲冑をフル装備したスタッフが演舞してくれたりして楽しめた。帰りは足めっちゃ疲れてたけど」
青木「へー、三国志ファンには堪らんだろうね」
菊池「彼女は何見てもポカーンとしてたけどね」
菊池「もともと興味ないってはっきり言ってたし、早く武漢に戻ってB級グルメ食べようよって感じだった」
増田「女子の買い物に付き合わされてる男子と同じ構図か」
菊池「その行き帰りに寄った武漢がまたえらい良い所で、上海、香港みたいにメガシティ過ぎず、中国っぽい煩雑さも残しつつ、飯食えば安くてうまいし、マッサージはレベル高いし、ちょっと行ったらもう大自然で、ここ住みたいわぁってぐらいだったよ。ホテル以外英語通じないから中国語がそこそこ出来るなら、あそこはマジでオススメ」
青木「福岡に雰囲気近い?」
菊池「うーん、ま、そうだね。似てたかも。あそこで食べた点心と熱干麺ね。あと長江の水面に夕日の筋が一本浮かんでる景色が最高なのよ。最近開発が進んでるって話聞くから変わらないで欲しいなと思って」
増田「熱干麺て何?ラーメンみたいなやつ?」
菊池「あのね、汁のないラーメンてって言ったら良いかな。太麺の上に調味料が色々混ざった具が乗ってて、それを混ぜ混ぜしながら食べる武漢の名物の麺料理ね。味はー、味噌っぽいのがベースで、そこに色んな調味料の風味が絡んでるのに、しつこくなくて、めっちゃおいしんですわ」
増田「うまそうだねぇ。福岡で食えるとこないの?」
菊池「検索してみようか?」
菊池「あ、長崎に1店あるみたい。近い店だと」
増田「中華街の中?」
菊池「もしかしたらそうかもね。福岡にはー、今見た感じだとないみたい。残念。正月、武漢に行ったら、絶対食う。行ったらていうか、行く」
増田「今度長崎行ったらチェックしてみるわ」
結構酔いが回ってきたのか、楽しい気分になってきた。
菊池「青木君は次どこいく予定なの?」
青木「来年の3月はね、1回アイルランドに寄って用事済ませてから、嫁と合流して、オーロラ見に北極圏に行ってこようと思ってるよ」
増田「オーロラ!?北極圏!?ワーオ、アドベンチャー、ワーオ」
菊池「ロマンティックだねぇ~。ロマンティックが止まらないねぇ」
青木「ロマンティックて・・・」
増田「3月が見頃なの?」
青木「イギリスの友達はベストシーズンだって言ってた」
菊池「イギリスだったっけ?留学してたの」
青木「惜しい、アイルランドね。その隣の。もう6、7年経つかな」
菊池「アイルランドかぁ。全くイメージが湧かない」
増田「あー、アイルランドね。はいはい、あのー、昔流行ったパンにかけるふりかけでしょ?」
青木「いや、何と間違えてんだよ」
菊池「トッピー!!懐かしすぎて泣けるわ。まぁまぁ好きだったし。篠原ともえって今何してんだろ」
青木「そんなCMあったね」
菊池「アイルランドで有名なもんて何があるの?」
青木「例えばー、アイリッシュパブ、ギネスビール、アイリッシュダンス、あと伝統音楽とかかな」
菊池「ほう、聞いたことあるね」
増田「じゃ有名人は?」
青木「音楽だとU2とかエンヤかな、んで俳優だとー、コリン・ファレルとかピアース・ブロナンスとか、あの何代目かのジェームズ・ボンドやってた人ね、あと文学だとジェイムズ・ジョイス、オスカー・ワイルド、サミュエル・ベケットあたりかな。日本じゃほとんど知られてないけど」
菊池「じゃ、アイルランドのおすすめスポットベスト3は?」
青木「いや、言うても1年しか行ってないし、1年つっても平日は大学行ってたから基本家と大学の往復でダブリン出てないし、アイルランド全体の事を知ってるわけじゃないけど、うーん、3つか・・・」
青木「まずね、イメージとしてはね、ニュージーランドをイメージしてもらったら一番分かりやすいと思う。島国で周りが海に囲まれてて自然だらけね。ゆったりした時間が流れてて、高原で牛とかヤギが草食ってる感じ」
菊池「へー、そうなんだぁ」
青木「ビーチでしょ、山に川、それからびっくりするぐらい広大な自然公園とか、もうとにかく水と緑が豊富なのよ」
菊池「ほうほう」
青木「だから、まずおすすめは自然のアクティビティだろうね。例えば、海水浴、サーフィン、カヌー、トレッキング、キャンピング、野生動物のツアーとか。多少金かかるけど」
菊池「めちゃくちゃ良い所じゃん。もう酒入っちゃってるから何聞いてもよく聞こえるわ、はははっ」
増田「カヌーはいっぺん乗ってみたいなぁ」
青木「乗ったことないなら、是非やって欲しいね。EUの他の国とかアフリカ北部からそれ目当てに来てる観光客も多いらしいし」
増田「そうなんだねぇ。それにしてもアイルランドに留学て珍しくね?」
青木「あのーたまたま俺が行ってた大学と向こうの大学が姉妹校みたいになってて、卒論のテーマ的にも都合が良かったから、たまたまよ」
増田「論文なんて書いたことないなぁ。すごいなぁ」
菊池「ちなみに何のテーマだったの?って聞いても理解できそうにないけど」
青木「簡単に言うと、初期のキリスト教の広がりについて。アイルランドはもともとケルト人が信仰してたって言われてるドルイド教っていう土着の宗教があったんだけど、聞いたことある?」
菊池「え?ドルイド教?ないない」
青木「あのー、日本に馴染みがあるとこだとハロウィンがあるかな。あれはドルイド教の行事なのよ。ドルイドの暦だと10月31日が大晦日で、秋の収穫祭とか魔除けの儀式とかやってたのが起源とされてるわけ」
菊池「へー、日本のハロウィンはここ数年めっちゃ盛り上がってるよね。ただパリピがコスプレしたいだけの感はあるけど」
青木「そうだね。ま、ドルイド教自体は世界中どこにでもあるような自然崇拝の宗教の一つなんだけど、そこに初期キリスト教が持ち込まれて、2色の絵の具がぐにゅっと混ざるようにアイルランド独特の風合いになっててね、そういうユニークな混ざり具合が分かる遺跡とか文献とかを調べに行ったわけ」
増田「寿司も日本じゃ見ないようなもんが、海外じゃ寿司と称して売られてたりするのと同じか。地元の食材と寿司のコラボ的な」
菊池「分かったような気になった」
青木「仕事あるから全然進んでないけど、今もね、趣味的に論文書き続けてて、来年アイルランドに行った時に世話になった教授に持っていこうと思って」
菊池「真面目か」
青木君は煙たそうな顔をしながら、メガネの真ん中のブリッジを人差し指でクイッと上げて、話を続けた。
青木「興味があるから続けてるだけだよ。あとね、お酒が好きならアイリッシュパブは相当おすすめ。都会だと洒落たパブが至るところにあるから楽しめると思う」
増田「酒好きな人も多そうだね」
青木「酒も好きだけど、パブが好きって人も多いみたい。日本も近所の飲み屋に常連が集まったりしてるけど、パブがね、集会場みたいになってるところがあるから、自然と集まって飲んで喋って歌って楽器弾いたりしてワイワイやってるわけ。そういうパブコミュニティみたいのをみんな大切にしてるって、郊外のパブに行った時に現地の飲んだくれたおっちゃんが巻き舌で言ってた」
菊池「そういう場があるのって大切だよなぁ」
増田「孤独にならない仕組みみたいなもんなのかもね。くだらないことでも喋るのって大事だし」
青木「そだね。そういうもんが自然と受け継がれてきてるんだろうね」
菊池「そういや奥さんとはどうやって知り合ったの?」
青木「エニスっていう東海岸の街でね、彼女がパブのバーテンやってたのよ。毎年5月にエニスで伝統音楽のでっかい祭典をやっててね、それを見に、俺とルームメイトのイタリア人の男2人で行ったわけ。で、たまたま入ったパブが彼女のパブだったってわけ」
菊池「ほう」
青木「んで、話しかけたら、思ってた以上に話が弾んで、聞いたら10月からダブリンの大学に行こうと思って金貯めてるって話で、日本にも興味あるってことだったから、じゃあダブリンに来たら遊び行こうって話になってね」
菊池「芽生える。この二人芽生える」
僕と増田くんはニヤニヤとしたゲス顔を浮かべながら聴いていた。
青木「いや、その時は冗談っていうか、お互い社交辞令的な感じだったから。11月ぐらいにメールもらった時にはすっかり忘れてて、最初誰だかわかんなかったし。で、まぁ、その後すったもんだがあって、何だかんだで今に至るって感じ」
増田君の肘がテーブルからガクッと勢い良く落ちた。
増田「おい、ずいぶん端折ったな、おい」
菊池「じゃ、奥さんはいつ日本に来たのよ」
青木「そっから2年くらい経ったぐらいかな、俺は日本に戻って大学卒業してから千葉で働いてたんだけど、この間話した会社ね、彼女から留学で東京に来るって連絡もらって、それでまたそこから付き合い出したわけ」
増田「やりよる。このお方はやる事やってますわ」
菊池「なるほどねぇ、で、結婚して転勤で今2人とも福岡ってわけだ」
青木「そそ。しばらくこっちにいることになりそうだったし、日本語がまだ十分に喋れないから、嫁さん1人残してくるわけにいかなかったしね」
菊池「福岡にはもう馴れたのかな?」
青木「嫁さんが?」
菊池「うん」
青木「あ、もう馴れまくって満喫してるみたいよ。この間も職場の友達と温泉入りに行ってたみたいだし。ここが気に入ってるみたい」
菊池「それは良かったねぇ」
その後は、どこの国の女性を抱きたいかという下世話なボーイズトークで散々盛り上がって帰路に着いた。
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