8月30日



「きれいだなぁ」

 天から降ってくるように、声がした。

「家に持ち帰って、飾ろうかなぁ」

 変に間延びした、頭に響く天からの声がした直後、空の彼方からぬらりと巨大な手が降りてきて、巨大ひまわりを軽々と根っこから引き抜き、巨大ひまわりごと空の彼方へ戻っていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る